初の東名阪ツアーと1stワンマンライブ《mercy killing》
新メンバー加入・姉妹グループ結成によるスピード感を衰えさせることなく、ヒロシンは初の東名阪ツアー《令和元年悲撃ノ東名阪》へと繰り出すこととなる。duo MUSIC EXCHANGE(東京)、ReNY limited(名古屋)、BIGCAT(大阪)を周ったこのツアーではMOBIUSが全公演のオープニングアクトを務め、東京公演は籠乃めあの、名古屋公演は野苺みくるの生誕公演を兼ねていた。
さらにツアーファイナル大阪公演では初のワンマンライブとなる《mercy killing〜強すぎた愛は毒になる〜》の開催を発表。会場は渋谷O-系列最大規模で多くの新興アイドルグループにとっては最初の大きな目標となるであろうO-EASTで、デビュー半年に満たないアイドルとしては驚異的な規模拡大スピードである。当日の来場者数は公式発表によれば1,038名であり、グループの勢いが本物であることを証明した。さらにワンマン追加公演として大阪・Zepp Nambaでのワンマンライブも決定。同追加公演は8月2日に開催された。直近の例ではCANDY TUNEがデビュー約7か月でZepp Shinjukuワンマン、CUTIE STREETが同じく約半年で豊洲PITやZepp Nambaでのワンマンを達成しているが、それらが同時代でもトップ層を走るグループであることからもわかる通り、デビュー半年程度でのZepp規模ワンマンライブは相当に異例な記録である。
「HEROINES」誕生の日
2019年7月21日、《mercy killing〜強すぎた愛は毒になる〜》東京公演の会場ではとあるエポックメイキングなできごとが起きていた。この日、ヒロシンの姉妹グループである妄愛グラビティ、MOBIUS、鵺の3組のメンバーらがライブを見学しており、楽屋で集合写真の撮影が行われた。この集合写真をTwitterに投稿するにあたり、姉妹グループの名称として「ヒロインズ」が初めて使われたのである。
ヒロシンメンバーはもちろんのこと、現パラレルサイダーの小熊まな香(当時は妄愛グラビティ所属・田中ぽん酢)、のちにLADYBABY第4期メンバーとなる椿さくら(鵺・朔蘭)なども映った貴重な1枚になっている。「ヒロインズ」という名称の提案は社長であるUyaによるものであったという。当初は内部的にあまり評判が良くなかったようであるが、この名称が次第に内外へ浸透していくこととなる。
8月20日には第5弾グループとなるポンコツコンポがデビュー。8月25日には東京・duo MUSIC EXCHANGEで、夜のヒロシン単独イベントの前イベントとして妹分4組による《HEROINES SUMMER》が緊急開催*1され、この頃には既にファンの間でもヒロインズという呼び方が定着しつつあった。2019年9月6日には全グループメンバーの集合アーティスト写真が公開、ヒロインズとしてのオーディション開催*2も発表され、ここで「HEROINES」とアルファベット表記が用いられたのを機にこちらの表記も正式に用いられるようになった。これが現在まで続くHEROINESグループの興りである。
*1 昼の部の開催発表は前日で、メンバーらにもそのタイミングで知らされた。
*2 元々imaginate女性アイドル部門としては「アイドルオーディション Prologue」と題したオーディションを複数回開催しており、籠乃めあや妄愛グラビティ、MOBIUSはここからデビューした。この9月の「ヒロインズオーディション」開催後にも別の「Prologue」オーディションが開催されているが、Prologueの第5回に相当する回からはタイトルが「HEROINES オーディション Vol.5」となっている。
