サークルライチ第4期生グループとして2024年8月結成。コンセプトは「地雷系」「思春期の病みをテーマにした歌詞、暴れ曲から切ない楽曲を揃える」。

経歴

マーキュロが主宰するサークルライチの第4期生グループとして結成。2024年8月21日、《サブカルVol.零スリー》（東京・WOMBLIVE）で同期のVILLAINS HOUSE、ギミック、閻魔ちゃんと共にデビュー。結成メンバーは6名。

2025年2月18日、結成半年記念ワンマン《非行少女》をWOMBLIVE（東京）で開催。8月18日、1周年記念ワンマン《やみおち》をWOMBLIVE（東京）で開催。

11月5日、第4期生グループ3マンバンドセットライブ《暗闇の轟音》をもって結成メンバーの城 姫琴が卒業。翌6日、サポートメンバーのサポートメンバーのシエン・ミア（ex.夢乃みあ）が脱退。

11月8日、同じく第4期生の閻魔ちゃんがサポートメンバーとして加入。

ショートレビュー

いわゆる地雷系のメンバーが多数所属するサークルライチで、そのものズバリ「地雷系」をコンセプトとしたグループがクライセカイである。衣装もまさに「地雷服」と呼ばれるピンク×黒×ガーリーなスタイルをアイドル衣装に仕立て上げたものになっている。しかし、楽曲の内容にも注目するならば、そのコンセプトはファッションとして人口に膾炙した「地雷系」に留まらず、より狭い意味での歌舞伎町地雷系女子・「ぴえん系」をモチーフにしていることがわかる。

デビュー曲の1つ「So ぴえん My Life」から地雷系女子の刹那的な厭世観を歌ってきたクライセカイであるが、デビュー1年目後半にかけて「ネバーエンディングワルストーリー」「YAMI♡OCHI」「Insane Love Story」とそのポップな病み・闇は鮮烈さを増していく。病んでいるのだがどこかあっけらかんとしたポップさを持つ「ぴえん系」の生態を体現していくグループなのである。

研究生グループ「サークルライチ塾生」から昇格した成宮 みりの加入はそんなグループの病みポップなカラーを強化。「サブカル的王道」を歌っていた白百合と雨からサポート加入する際に髪を赤／紫のツートーンに染めガラリとイメージを変えた夢乃 みあ（現：シエン・ミア／セクト）の放つオーラもよい魅力を加えている。

また、ドがつく王道アイドルグループを前世に持つメンバー・城 姫琴が「転生」以来いきいきと本来の自分をさらけ出していることは、まさにサークルライチのようなアイドルが現代に必要とされることの象徴と言えるだろう。 （円本実）

メンバー

現メンバー

成宮みりはサークルライチ塾生（第1期）からサポート加入ののち昇格し正規メンバーとなる。夢乃みあは白百合と雨からサポートで加入。のち、シエン・ミアへと改名しセクトへ正式加入、以後サポートとして兼任。

閻魔ちゃんはサークルライチソロからサポートで加入。

元メンバー