大阪を拠点に活動する2人組アイドルユニット「うとゆに」がXアカウントで投稿している「チェキ、写メポーズ集」シリーズが大人気である。
発端は「【自撮りでできる!】2人用 チェキ、写メポーズ集」として4月30日にメンバーの1人、うとのアカウントから投稿されたもの。アイドルとのツーショットのアイディア集としての実用性から投稿後すぐに拡散され、2日以内に2万いいねを達成するなど大ヒットした。
2人のアカウントのフォロワーはそれぞれ1万人未満であり、インフルエンサーとしてはやや少なめ。ヒットを生んだ要因は純粋にコンテンツへの需要だ。
特に注目すべきはブックマーク数の多さで、本稿執筆時点でいいね数2.7万に対してブックマークも1.7万と高い数値を記録。実際に特典会でのツーショットで使用するために保存しているアイドルファンやアイドルが多数いることが窺える。
この反響を受けて1か月後の5月には相方・ゆにのアカウントから「【他撮りでできる!】」としてポーズ集第2弾を投稿。こちらもすぐに万単位のいいねとブックマークを達成し、シリーズコンテンツとしての需要の高さを証明した。
以後これまでに、第3弾の「【ふたりでラブラブ!】2人用ポーズ集」と、うとによるソロポーズ集が投稿され、いずれも“万バズ”を記録する大ヒットコンテンツとなっている。
うとゆにって何者?
うとゆには、サークルライチ所属の2人組アイドルユニットで、大阪を拠点として東名阪を中心にライブ活動を行なっている。メンバーはピンク髪が特徴的な「うとちゃん」と、黒髪ツインテールのアイドル前髪「ゆにさん」の2人組。
2人は元々、同事務所に所属するアイドルグループ「ガラチア」(2023年11月デビュー)のメンバーで、「恋羽うと(このは うと)」「巫呂 ゆに(みろく ゆに)」として活動していた。うとは結成からのオリジナルメンバー、ゆには追加メンバーで、ともに今年3月のグループ解散まで活動した。
サークルライチ
マーキュロによる主宰レーベル及び所属姉妹グループの総称。2023年10月設立。いわゆる地雷系・病み系のグループが多数所属している。レーベル主催イベントとして《東京絶対帝都》を定期的に開催。また、レーベル内のグループが出演するライブ《サブカル》は新グループデビューの節目に開催されている他、大阪・名古屋・福岡等の各都市でも不定期に開催。
ガラチアの解散後、4月3日に「うとゆに」としての個人アーティスト写真・集合アーティスト写真が公開。4月6日、《大阪事変》(BANANA HALL)でユニットとしてデビューした。ライブでは、ガラチア時代の楽曲のカバーのほか、「うとゆに」としてのオリジナル曲も随時リリースしている。「耽美過激派表現集団」をコンセプトとしていたガラチア時代からは一転、ポップで明るく、“平成かわいい”的なイメージを押し出したビジュアルで独自のポジションを確立している存在である。