サークルライチの第2期生として2023年11月デビュー。「エロティシズム」がコンセプトで、「人間の本能を音楽、歌で表現」というテーマを掲げている。
経歴
2023年10月、サークルライチ発足に伴う第1弾グループ(2期生)の1組として結成が発表され、プレデビュー期間を経て11月2日《サブカル Vol.零》で正式デビュー。2024年5月には渋谷WOMB LIVEでの結成半周年記念ライブ《エロティシズム》を開催。11月に結成1周年記念《ベロティシズム》(東京・O-WEST)を開催。2025年2月には同期のクララ・マグラと合同で初のバンドセットライブ《クララ・ベロ・マグラ・ティカ》を恵比寿LIQUIDROOMで開催。
ショートレビュー
サークルライチ2期生3グループのうち“白系”にあたる、エロティックでメンヘラ的な重たい愛を表現するグループ。結成から現在に至るまで1年半メンバーの変更がない安定したグループで、デビュー以来スキル面においても堅実に成長してきた。
メンバーは、黒髪清楚で端正なビジュアルが意外性を担保するかと思いきやグループコンセプト通りの重たい愛情表現を見せる姫咲のえる、ドールライクなビジュアルと自由奔放でファンキーなステージ表現が印象的な怪造人間、サークルライチ随一の伸びやかな歌声で歌唱面をリードする星月夜あむ、あむと好対照を成すムチのようにエッジのはっきりした歌声の兎沙ぱみぇ、クールなビジュアルとすらりとしたスタイルで決めつつも見え隠れする実直な人間性が魅力的な冬邑ハク、天性のアイドル性でここが王道アイドルのライブステージだったかと錯覚させる甘狼ろあ、と個性的実力派揃いの6名。
「本能」「愛の罠」など性の本質に迫る楽曲ではそれを決して直截で下品なものにせず、コンセプチュアルな表現として作り上げるバランス感覚が見事。ダンスも女性らしい身体の線や柔らかさを活かしたものになっているのだが、クララ・マグラと楽曲交換企画をした際にクララメンバーらが口を揃えて「身体の使い方が違いすぎて難しい」と苦戦していたのが印象的であった。一方で「サヨナラ」「超NEW WORLD」などで見せる煌めきに溢れたドラマティックなパフォーマンスもグループの大事な要素だ。 (円本 実)
メンバー
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*活動開始日については原則ステージデビュー日(お披露目日)を基準としています。デビュー以前にSNS等での活動がある場合や加入日が公式に設定されている場合、表の記載と実質的な活動開始日が異なる場合があります。